介護漫画1
父と面会
昨日施設へ父の面会に行ってきました。
施設の医師から看取り期に入ったと伝えられ父の状態も自分の目で見ておきたかったので面会に行ってきました。
コロナの影響で面会が中止になったりもしましたが、窓越しでの面会が出来ました。
施設の方が電話を繋いで父の耳元に持っていき私達家族は私のスマホを使って話しかけました。
父のいる1階の部屋の前まで行って本当に窓1枚隔てて30センチの距離で会う事が出来ました。
私も久しぶりです。
施設の医師から話は聞いていたものの・・・
意識はあるのですが、喋れない、うなずく事もままならない。
返事が出来ないのなら、なにか動作で意思表示できないものかとつい、
「お父さん!手あげられる?手を振れる?」と聞いてしまいましたが、もう腕を持ち上げる事も出来ないようで手を動かす事も無理でした。
ただ目線はこちらを向いていてジッと見ているので、聞こえているのだと確信して一方的にですが話かけました。
相槌も出来ずほぼ無反応の父に色々話しかけるも間が持たず。
もう何を話かけたら良いのか分からなくなり、最終的には娘とともに手を振ってました。
時間にして数分ですが、早めに切り上げ今回の面会は終わりました。
最後に「また来るね!!」と言った時に父がうなずいたような気がしました。
命の判断
父が体調を崩したのが今年の6月からで発熱を繰り返しました。
今回は発熱するでも無く食事をしなくなりました。
脳梗塞の後遺症で半身麻痺で嚥下機能の低下も少しずつ進行していました。
施設の医師からは「人間が生きていく為の最後の欲求である食欲が無くなりつつあるようです。」「お父様はまだお若いので(70前半)希望を持って治療してきましたが今回は様子が違うように見える」「病状は一段進み看取りの段階に入ったように思う」と伝えられました。
入所時に書面にて胃ろうはしないにチェックをしていますが、再度胃ろうの確認をされました。
こんな状態になる直前までムース食を拒否してきた父です。
再度胃ろうは選択しない事を医師と確認しました。
父の命の長さを私が決めた瞬間です。
介護をしていれば誰もが通る道なんでしょうけども。
これは相当なストレスです。
この延命の決断を兄妹たちは私に押し付けたわけです。
この苦しい決断を。
介護を丸投げしただけでなく、こんな苦しい思いまでさせた兄妹を到底許せない。
人を憎んだって仕方ないじゃない。って分かってるんです。
でも今は兄妹を憎む事で動けるわたしがいます。
あともう少し、兄妹には私の動く原動力になってもらいます。