第10話
鼻あいさつ
こたろうとあずきの初対面で、こたろうはあずきをひどく拒否をしました。お前誰だ!!状態です。
あずきに対して毛を逆立てて唸る唸る・・・
これはまだしばらくゲージ越しの対面で様子見かな?と思ったのですが、唸りながらも鼻あいさつさせる事に成功!
鼻あいさつ(鼻チュー)とは
猫同士がする挨拶です。あなたに敵意はありませんよ!という意味を持ちます。
また、猫の顔まわりには匂いを分泌している場所が多いので鼻あいさつをして匂いから相手の情報を得ているのです。お互いの情報が分かればお互い安心するんでしょうね。
お尻の臭いから個人情報を抜き取るのと似ていますね。
鼻あいさつ成功後
鼻あいさつ成功後、秒でこたろうの態度が変わりました。これには本当にビックリしました。だって直前までウーウー唸っていたのが、「にゃーん!にゃーん!」と可愛い鳴き声に変わり態度が急変!えー!変わりすぎでしょ!単純!!って。
鼻あいさつでお互いの情報を抜きとる事に成功したのでしょう。
直後に追いかけっこして遊びはじめたのですよ!
それにしても、オス猫は単純です。オス猫というよりこたろうが単純なのかな?こたろうのそんな単純な性格がかわいいのですが・・・
先住のメス猫は元気すぎるこたろうに早々に匙を投げてこたろうに全く近寄ろうとしませんでした。結局そのままお互いあまり関わり合う事なく先住猫は亡くなりました。
だから結構ドキドキしていたのです。こたろうとあずきの初対面に。こたろうがおおらかな性格で(単純?)ホッとしてます。
あずきは数カ月家庭内ノラで日中はおもに2階の部屋にいました。
人間は怖いけれど、こたろうには会いたい。
なので、よく2階からこたろうを呼びつけてました。
こたろうは呼ばれると、たとえ寝ていてもいそいそとあずきのいる2階へと通っていました。
あずきが徐々に1階でも過ごすようになり、2階からの呼び出しは無くなりました。