術後1カ月で修学旅行に行く?行かない?
ゴールデンウィークを利用して足の手術をした娘。
入院期間は2週間ほど。
退院後は3カ月間の両松葉杖です。
傷口は約20センチと大きいので退院後も痛みが酷く膝が曲げられないし足を上げられない。(膝を手術した訳ではありませんが足全体が痛くて曲がらない)
主治医曰く、筋肉を切ってるので重度の肉離れと同じような状態なんだとか。
1カ月程度は痛みが続くでしょうと。
膝を曲げられないと日常生活がも~う大変なんです。
靴を脱げない、脱いでも拾い上げられない、ベットからの起き上がりも大変。
何をするにも膝が曲がらない事が日常生活のネックになりました。
退院3週間後には修学旅行が控えてます。
退院した様子を見ても、とても参加は無理だと思いました。
主治医からも行っても良いけど松葉杖で一日歩くのはかなり厳しいよ。と。
実際、体力のある娘でも松葉杖歩行はかなり疲れるらしい。
修学旅行をどうするかの話し合いを担任の先生とする事になりました。
その時の私と娘の気持ちは修学旅行は行かない方向で考えていました。
まわりのお友達にも迷惑をかけてしまうのが嫌だったし、何より膝曲がらないし。
担任の先生が意外に熱い人だった。
私が修学旅行に行くのは難しいかもしれないと言うと、担任の先生は車椅子を使うのはどうですか?と。
車椅子と使って行けるのであれば是非参加して頂きたい。と。
やはり修学旅行に行かせてあげたいと言うのです。
車椅子となると大ごとです。
私が、「私も母の介護で車椅子を押しますけど、結構難しいですよ?段差とか坂とか・・・同級生に車椅子を押して貰ったりするのはちょっと危険かもしれません」と答えました。
すると先生「先生たちや添乗員などの大人が押すように調整します」「旅行会社には車椅子になる可能性のある生徒がいる事を報告していて、車椅子でも対応できるようにして貰ってます」
私「一緒のグループの子たちに迷惑になりませんか?娘のせいで何か制限される事があれば旅行を楽しみにしてたお友達がかわいそうで・・・」
先生「助け合う事を学びこの事が成長に繋がると思っています。せっかくの修学旅行なのでぜひ参加して思い出を作ってほしいと思います。」
一言一句一緒ではありませんが以上のような事を先生は言ってくださいました。
保健の先生が、「去年も車椅子で参加した生徒がいたんですよ。新幹線のホームまで行くのも車椅子専用の通路とエレベーターがあるんです。バリアフリーが進んでいて意外と行けちゃうものですよ」と援護射撃。
先生たちの熱気にもしかして行けるのでは?と考えが変わってくる。
先生と修学旅行に行く為の計画を立てる
・東京駅の集合場所までは親が娘と車椅子を車に乗せて直接連れて行く。
・旅行中は車椅子と松葉杖を併用する。(京都・奈良なので神社など砂利の道では車椅子は難しいと考えた)
・初日の班行動では先生か添乗員が同行して車椅子を押す(徒歩・電車移動が多いので)
・タクシー観光時は、基本松葉杖で移動する(今ってグループごとにタクシー移動するんですよ~!)
・クラス行動はバス移動なので臨機応変に使い分ける
という事になりました。
娘には、同じグループの子たちにきちんと説明をすること。先生がいて嫌がる子もいるだろうからきちんと謝って協力して欲しいと頼む事。助けてもらったり協力して貰ったら必ずお礼を言う事。やってもらう事が当たり前と思わない事。
以上の事を必ず約束する事で修学旅行に送り出す事にしました。
車椅子乗ってる時は松葉杖どうする?問題。
松葉杖と車椅子併用でネット検索しても全然出てこない。
車椅子にどうにか松葉杖を収納出来ないだろうか??
杖ホルダーは出てくるけど松葉杖は全然無いの。
100均で色々組み合わせて手作りする?
そんな悩みを姉にポロっと話した所。
ボンベ入れ使えばいいじゃん?って言うのです。
車椅子の後ろに酸素ボンベ乗っけてる人を良く見るよ?って。
そこで検索してみると車椅子用の布製ボンベ入れがあるではありませんか⁉
2000円くらいで安いしAmazonでポチっとな。
結果こうなりました!!
松葉杖自体伸縮可能で短くしてイン!

何コレ!完璧じゃん!!
画像は母用の車椅子ですが、やはり自走出来る車椅子のほうが良いだろうなぁと。
方向くらい自分でかえたり、多少移動出来るほうがいいだろうと。
そこで、社会福祉協議会ですよ!
自走できる車椅子を無料でレンタル出来ます。しかも使い方まで教えて頂きました。
その場でクルンと回転する方法を教えて貰って「すっげぇぇぇぇ!!!!」って(笑)
クルクル回転出来るんですよ。こんな動きが出来るんだ!車椅子って。
同じグループの女の子たちからも絶対来て欲しいと言われていた娘。
準備も進み、気持ちも前向きになってとうとう修学旅行前日。
この日事件?は起こるのです。
前日に、修学旅行を行くの辞める?頑張って行く?の選択を迫られる事態になるのですが長くなったので続きは次回に。
お分かり頂けただろうか?


