介護漫画4
延命はしないと決めたのに
入所の時にも延命に関する同意書は提出しています。
今回、脳梗塞の後遺症である麻痺が進行して嚥下機能が著しく低下しました。
食事がとれず口からの投薬もできずの状態が続いています。
現在看取りが近い状態です。
施設の医師とお話して看取りの同意書を再度書き直す事となりました。
書類を郵送して頂き、もう一度全てに目を通し納得してチェックをつけました。
父は食べられなくなるまでムース食を拒否していました。
食べた気がしないから嫌だというのです。
結局食べられなくなるまで父は刻み食にこだわりました。
今は薬を飲み込む事も困難になっています。
- 心臓マッサージなどの心肺蘇生をしないにレ点
- 胃ろうを造設しないにレ点
これは入所時に提出した時からそうなので変更はしません。
違うのは
- 緊急時に救急搬送をするにレ点
を付けて以前は提出していました。
食べては発熱してを繰り返して、今度は発熱も無いのに次第に食べなくなりました。
先生は生きていく為の最後の欲求である食欲も無くなってしまった。とおっしゃった。
最後は出来るだけ苦痛の無いようにしてあげたいともおっしゃって頂きました。
先生の話を聞き私は全てに納得して新たな書類に
- 緊急時に救急搬送をしないにレ点
をつけ返送しました。
後悔もしてないし、これが父と私の最善だと思ってます。
ただひとつ罪悪感を感じる事があります。
父が若いのです。
73歳です。
介護の世界では73歳ってとても若い。
まだ後期高齢者にもなっていません。
とても大往生と言えるような年齢じゃない・・・
若い父の命の期限を私が決めました。
正直に苦しいです。
書類を返送した後コンビニスイーツを買いにいきました。
コンビニスイーツって高いから滅多に買わないんですけど、甘いものが異常に食べたくなりました。
もの凄いストレス。
後悔は無い。でもなによ。この尋常じゃないストレスは?!
またお腹下しちゃったじゃない・・・
ねぇ?これ介護してればみんな通る道なんだよね?
スゴイな。強いな。
気持ちを分かち合える人がいれば耐えられるのかなぁ。
(兄妹には期待出来ないし困ったね)
そうそう、アルコールが飲めない日々が続いてます。
いつ施設から呼び出しがあるか分かりませんものね。
夜中の場合もあるでしょうし。
でも堪えられずにノンアルコールビール飲みました。
うーん、あんまり・・いやいや!昔よりは美味しくなってるよね・・・昔よりは・・ね?