前の話はこちら前後編
第125話
迷惑な偶然 その夜 妖怪扉開けババァ
勘違いと人感センサーの誤作動から侵入者がいるんじゃないかと少し疑ってしまった私。
一度疑ったら安全を確認してもやっぱり怖い。
その恐怖心は寝る直前にMAXに!
こんな気持ちのまま寝れるかい!!!
もう一度全ての部屋・クローゼット・トイレ・押し入れ・ベランダをチェックしないと気が収まらない!!
でも手ぶらで見て回るなんて恐ろしい。
武器がいる!
おお!おお!
こんな所に工具入れが!!
トンカチ(大)とノコギリ(小さめ)が一番威力があるだろうか?
電動ドライバーなら力も必要ないから私でも大丈夫かな?
でも充電が出来てないなぁ・・・
やっぱりトンカチ(大きめ)とノコギリだね!!
って感じで片手にトンカチ、もう一方にノコギリを持って扉を開けて回る事にした。
完全にヤベェやつ。
一番恐かったのは押し入れ開ける時(笑)
一人で怖がって、押し入れというシチュエーションにいよいよ盛り上がってくる!
子供部屋にトンカチとノコギリを持って入っていく。
納戸をチェックする。
寝室ではパパがすでに気持ち良さそうに眠っている。
その横を通り過ぎトンカチとノコギリを握りしめベランダを確認する。
明らかに過剰反応の妖怪扉開けババァになっている。
やはり、物騒な強盗事件が多いから余計用心深くなってしまう。
だって隣の市にもスマホの履歴から強盗犯グループに狙われていた家がある。
今は用心深くなって仕方ないよね。